今回はアーセスのガントチャートプラグインに挑戦
みなさんは、kintoneで工程の管理や工程ごとのタスクの管理をされていますか?
今回ご紹介するのはガントチャートで工程の管理や工程ごとのタスクの管理ができるプラグインです。
今回は自社の製品ですので、最初にどんなものか簡単にお見せしますね♪
まずこちらはkintoneの一覧画面です。

1レコード1プロジェクトとしてレコードを登録していただきます。
ここでは、各プロジェクトの進捗状況や、スケジュールを見ることができます。
各プロジェクト(レコード)の詳細画面がこちらです。

テーブルに入力したデータがガントチャートとして表示されます。
プロジェクトの工程や、工程ごとのタスクの管理ができます。
赤くなっているのは遅れ(開始予定日に未着手のステータスのまま、終了予定日に作業中のままなど)を表しています。
この詳細画面のガントチャートは・・・・ドラッグ&ドロップでの操作が可能です!
・・・
では早速、設定をしてみることに。
今回のプラグインはアプリテンプレートがありますので、それを使ってみます。
アプリテンプレートとプラグインの読み込み方はこちらでご確認ください。
▼アプリテンプレートの読み込み方
https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/app_admin/template/import_template.html
▼テンプレートからアプリを作る
https://jp.cybozu.help/k/ja/user/create_app/app_template.html
▼プラグインの読み込み方
https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/system_customization/add_plugin/plugin.html
▼プラグインで使う用語について
プロジェクトとは?
一覧画面で「サイボウズプロジェクト」や「集中豪雨予測システム」が並んでいますね。これらを「プロジェクト」と呼んでいます。
ガントチャートプラグインではkintoneの1レコードで1プロジェクトを管理します。

工程、タスクとは?
プロジェクトの名前(青色)をクリックするとプロジェクトの詳細の画面が開きます。
「01 要件定義」が工程で、工程の下に表示されている「機能一覧」や「表示仕様」が、タスクです。
工程やタスクを追加できる数に制限はございません!


読みこんでみたところ、アプリの画面上に赤い警告が!
どうやら、プラグインの設定が必要みたいです。
赤い帯の プラグイン「ガントチャートプラグイン」の設定が必要です。 をクリック。
該当の(今回はガントチャートプラグイン)プラグインの設定の下にある歯車マークをクリックします。

プラグインの設定画面にたどり着きました!

まずは「フィールドの設定」から行っていきましょう。
アプリテンプレートを使っているので、すでに設定されているものが多い◎
フィールドの設定では、ガントチャートのどこにどのフィールドを表示するかを決めます。
1つだけ、「工程名のリスト」フィールドは空欄のままです。
アプリテンプレートには「工程リスト」というフィールドがありますので、そちらを追加していただきます。
アプリテンプレートの赤く囲んだ部分に、何度も使うような工程名を入力します。「打合せ」「資料作成」などですかね。

上記の設定をすることで、タスクを入力する際に選択肢として先程の2つが出てくるので、繰り返し何度もあるような工程は何度も入力するよりも、この機能を使っていただくと入力が少しだけ楽になりますね。

※後からフィールドやフィールド名などを変更する場合は必ずプラグインの設定も見直してください。
ここまでで「フィールドの設定」は完了です。
今度は、お隣の「表示の設定」の設定をしていきましょう。
ここもアプリテンプレートを使っていれば、大体は埋まっていますね。
バーの表示期間のところで少し解説です。

一覧画面でのガントチャートの表示を、「全体開始予定日と全体終了予定日」の日付で表示するか、テーブルに入力した「先頭のタスクの開始予定日と最後のタスクの終了予定日」の日付で表示するかを設定できます。
・「全体開始予定日と全体終了予定日」の日付で表示するパターン


・「先頭のタスクの開始予定日と最後のタスクの終了予定日」の日付で表示するパターン
ゲストスペースでこのプラグインを利用されたい場合は、忘れずに✔してくださいね。

編集の設定
ここはアクセス権などが少し絡んできますので、注意が必要な設定ですよ!
編集の設定画面では、工程やタスクの追加・編集の権限について設定します。

※PM:プロジェクトマネージャー
PL:プロジェクトリーダー
PJメンバー:プロジェクトメンバー
ここでの権限の設定は、「ガントチャート上」でドラッグ&ドロップなどでプロジェクトを編集できる権限になります。
kintoneのアプリのアクセス権と少し重複するように感じますが、アプリのアクセス権は標準機能の編集画面から操作できる権限、ここでのアクセス権はガントチャート上で操作できる権限です。
標準機能のアクセス権&ガントチャートのアクセス権の2つを組み合わせて初めてガントチャート上での操作が可能となります。
例えば、PMに遠藤さんを追加してガントチャート上でも操作してほしい場合はこのような設定が必要です。

レコードのアクセス権で、遠藤さんに「閲覧」、「編集」権限を追加。
※Everyoneを選択している状態であれば特に個人名での設定は必要ありません。
削除はお任せします。
プラグインのアクセス権設定で必要に応じて✔をつけると遠藤さんがガントチャート上で操作できるようになります。

✔を付けておかないとガントチャート上で追加や編集ができなくなてしまいますので、ご注意を!
↓ちなみに、こちらがアプリテンプレートから作成したアプリです。

先程のPM、PL、PJメンバーのアクセス権は、プロジェクト(レコード)の各フィールドに登録されるユーザーに応じて変更されます!
カラーの設定
お好みのものをお選びください( ◠‿◠ )
ライセンスの設定とサポート情報
ライセンスキーはお申込みいただいた際のメールにてお送りしております。
分からなくなってしまった場合は、お気軽にご連絡ください。
これで設定はすべて完了です!
画面右下の保存ボタンを押してアプリを更新してください。
画面はこのように。

今回はガントチャートプラグインの設定についてご紹介しました◎
次回はデータを登録して、使い方をご紹介します( ◠‿◠ )